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ピアノの練習をしない子 理由と対処法

ピアノを練習しない子 理由と対処法

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ピアノを習ってるのに、家で練習しません。
辞めさせたらいいでしょうか?

むじか

お子さまが練習しない理由を知り、対処してみましょう!

この記事ではこんな疑問、お悩みを解決します。

・子どもが練習しない理由と対策
・ご家族の心構え
・練習しない子へやってはいけない言動
・練習しないなら、ピアノはやめるべき?


この記事の執筆者

目次

子どもが練習しない理由3つと対策

子どもが練習しない理由は大きく以下3つに集約されます。

子どもが練習しない理由3つ

①何をやったらいいか分からない
②優先順位が低い
③ピアノに興味がない

上記3つに対する解決策

①何をやるのか具体的に伝える(先生、家族)
②習慣化させて優先順位を上げる
③興味がもてるよう働きかける

1つずつ具体的に見ていきましょう。

理由①何をやったらいいか分からない

なかなか ひけるようにならない

できるまで たくさん練習しよう

これでは、お子さんは何を練習したらいいか分かりません。

対策①やることを具体的に伝える

先生とご家族で、役割は少し異なります。

先生の仕事(レッスンにて)
・課題のやり方がわかるまで一緒に練習
・家でやることを具体的に伝え、記録を残す

ご家族のサポート
・先生が残した記録を確認し、お子さんに具体的に伝え応援する

何を、どのくらい、どうやるのか?
レッスンで一緒に練習し、家でも同じようにできそうか、確認するまでが先生の仕事です。
やることを楽譜に書いておくと◎。

むじか

おんぷを指さして、ドレでよむよ。一緒にやってみよう。

むじか

こんどは、1人でできるかな?

ドレドレ…ドレドレ…

むじか

上手!おうちでも、おなじのを毎日3かいできるかな?
がくふにも、かいておくね。


幼いお子さんは家に帰るとレッスン内容を忘れてしまうこともしばしば。
その時は、ご家族が記録を頼りに、課題を具体的にお子さんに伝えてください。

音符をゆびさしてドレでよむのを、まず3回やろうね

このとき、ご家族はちがうやり方を教えないでください。
お子さんが混乱したり、先生を信頼できなくなったりします。

むじか

大人の生徒さんでも、根本は一緒と考えています。
よい練習方法をわかりやすく、具体的に伝えるのが、先生の役目!

理由②優先順位が低い

幼いお子さんは、ほとんどの場合、以下の前提に当てはまります。

・時間管理の方法が分からない
・感情のコントロールが難しい

・上達(メリット)のために練習するという目的意識が薄い

なんで、練習しないといけないの?

上手になるためよ

ふーん?(練習よりあそびたいな)

このような感じです。

対策②習慣化させて優先順位を上げる

上記をふまえ、お子さんにとってピアノが以下のようになるのが理想です。

A.いつ練習したらいいかわかるもの
B.練習が当たり前と感じられるもの
C.優先したくなるもの

むじか

具体的な対策は、以下より

理由③ピアノに興味がない

幼い時は色々なものに興味をもちやすい時期。
それでも、ピアノに興味を示さない場合は

・ピアノに何らかのマイナスイメージを持っている
・根本的にピアノに興味が持てない


のどちらかと言えるでしょう。

むじか

難しすぎて嫌、失敗が怖い、と感じているお子さんもいます。

お歌はすきだけど、ピアノはむずかしそう。。

むじか

大丈夫だよ、先生と一緒にピアノであそんでみよう!

マイナスイメージの原因を取り除けば、興味をもてるかもしれません。
その場合は、小さな「できた!」を積み重ねること。

どうしてもピアノや音楽に興味がもてない場合は、強制せず時期を待つのも大事です。

対策③興味がもてるよう働きかける

お子さんの特徴もふまえて、以下の方法が有効です。

A.興味の芽を摘まず、伸ばそう
B.家族みんなもピアノを楽しもう
C.成功体験を重ねよう

具体例は以下より

子どもが練習しない理由3つと対策 まとめ

1.何を練習したらいいかわからない
 →やることを具体的に伝える

2.優先順位が低い
 →習慣化させて優先順位を上げる

3.ピアノに興味がない
 →興味がもてるよう働きかける

親は、どのような心構えでいたらよいでしょうか?

ご家族の心構え

練習の習慣化に、家族のかかわりも重要!

幼いお子さんは、はじめは練習のしかたがわかりません。それが普通です。

お子さんのピアノに関心を持ち、いつ、どうやって、どのくらい練習するのかを具体的に示し続け、適切に応援してあげてください。
数年後には、ご自身で練習できるようになります。

むじか

ご家族のサポートが難しければ、レッスン回数を増やしたり、先生に相談し別の手段をとるのも手です。


ピアノは長期熟成!停滞期もある

お子さんは、ピアノの習い始めはやる気満々です。
でもそれは、新しいものへの好奇心が120%の状態だから。

慣れてくるとその熱量は落ち着きます。
また、進学や部活などで忙しくなると、熱量も分散されます。

そのような時も「前よりも練習しなくなった!」と慌てないでください。
山あり谷ありでも、ピアノは続けていれば成果が出ます。

むじか

ご本人がピアノを嫌がらない限り、見守ってあげてください。

親の理想を押しつけすぎない

・親がピアノに憧れており、子どもに託す
・親よりも上手になってほしいと託す

案外多いパターンです。
ご本人にやる気があればOKですが、そうでなければ冷静になりましょう。

親が教本の進みばかり気にするのもNG。
教本の進み=上達 ではありません。

親子でも別人格。ご自身の理想を、お子さんに押しつけないように。
それだけ熱い想いがあるなら、思い切って親御さん本人がピアノをやり、ピアノの楽しさを背中で示しましょう。

むじか

親御さんもご自身の夢や理想を犠牲にしないでください!

ご家族の心構え まとめ

・練習の習慣化に、家族のかかわりも重要
・ピアノは長期熟成。停滞期もある
・親の理想を押しつけすぎない

練習しない子へ、こんな言動はNGというのはありますか?

練習しない子へのNG言動集

恐怖心で強制する

練習しないなら遊びに行くの禁止!

練習しないならピアノ捨てるよ!

ピアノにマイナスイメージを抱かせてしまうセリフです。
できるだけポジティブと結びつけたいものです。

むじか

学校の勉強にも共通点があります。
入学したての小1は、案外勉強を楽しみにしているもの。
それが、学年が進むにつれて勉強嫌いになる子が多いのは、分からないから、やらないと怒られて強制させられるから、という理由も大いにあります。

他人と比べる

近所のAちゃんはもっと上手なのに…

お兄ちゃんはもっと練習してるよ!

本来、音楽は「みんな違ってみんないい」の典型であると思います。
比べるなら、過去のご本人とだけ、どれだけ成長できたかだけを比較してください。

むじか

過去のご本人と比べて、できるようになったことは沢山伝えてあげてください!

練習に口を出す

そこ、音間違ってる!

もっと練習しなくていいの?
まだ弾けてないよ。

子どもが練習した途端に、このようなセリフを言うのはNG。
練習に向かえたことを褒めるか、応援するか、見守るようお願いします。

むじか

お子さん自ら、ご家族に助言を望む場合は助言OK。
ただし、先生と言っていることが違わないよう、必要最小限がベター。

幼いお子さんは、ご家族を誰よりも信頼しているので、先生に不信感を抱かせてしまいかねません。

練習しない子へのNG言動集 まとめ

・恐怖心で強制する
・他人と比べる
・練習に口を出す

練習しないなら辞めさせるべき?


お子さん本人の意思を尊重してあげてください。
ご本人がレッスン自体も嫌がるなら辞めるか、先生を変えましょう。

ですが、練習は嫌でも、お子さんにとって何か良いことがあるから通い続けたがるパターンがあります。

ピアノ教室は、単にピアノを上達させるのみならず、以下の役割も担える場と感じます。

学校より専門的に音楽を学べる場
・継続力を養える場
・課題解決、時間管理が学べる場
・たった1人でステージに立つ経験を積める場
・自己表現が求められる場

・息抜きの場(学校の相談をする子も多い)
・親以外の大人と、1対1で会話し色々なことを学べる場

このように考えたら、無駄ではないと思えるのではないでしょうか?

世の中には、家では練習せずとも、楽しんで通ってよい習い事が沢山あります。

むじか

ピアノだって、自由に楽しんでよいのではないでしょうか?


練習しないなら辞めさせるべき? まとめ

なによりもお子さんの意思を尊重!

家での練習量にかかわらず「お子さんが」
ピアノが嫌い、辞めてもよい場合→辞める
ピアノが好き、通い続けたい→
続けてみて

まとめ

ピアノの練習をしない子への対処 まとめ
  • 子どもが練習しないのには必ず理由がある
  • 何をやるか具体的に伝え、習慣化させ、興味がもてるよう働きかけよう
  • ご家族は、理想を押しつけず温かく長い目で見て応援しよう
  • 恐怖心で強制したり、他人と比べたり、練習に口出しをしない
  • 最後はご本人の意思に任せ応援してください
  • 子どもが練習しないのには必ず理由がある
  • 何をやるか具体的に伝え、習慣化させ、興味がもてるよう働きかけよう
  • ご家族は、理想を押しつけず温かく長い目で見て応援しよう
  • 恐怖心で強制したり、他人と比べたり、練習に口出しをしない
  • 最後はご本人の意思に任せ応援してください
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