いきなりピアノを弾くと指が動きにくいです。
なにかよい方法はありますか?
この記事ではこんな疑問、お悩みを解決します。
・ピアノのためのストレッチの効能
・ピアノをひく指、身体のストレッチ
・本番前に速攻!ストレッチ
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目次
ピアノのストレッチの効能
ピアノの上手な人は指のみを動かしているわけではなく、全身をうまく使っています。
ピアノは全身運動。
そのため、スポーツと同じく、身体をほぐしてから弾くのをおススメします。
ピアノのストレッチの効能
- 柔軟性を高める
- 可動域をひろげる
- 身体が温まる
- 練習効果の向上
- パフォーマンスの向上
- 故障の予防
- 疲労の軽減
- 緊張をほぐす
とくに柔軟性と可動域は、ピアノ上達にも影響大!!
筆者はハノンなどは弾かず、演奏前には以下のストレッチを行っています。
ピアノを弾く指のストレッチ4選
より重要な4つのストレッチ方法と効能をご紹介。
!全てのストレッチは、伸びて気持ち良い程度に行いましょう!
間違ったやり方は危ないので、変だと感じたらすぐ止めてね。
指のつけ根のストレッチ
- 自然な形で手を鍵盤にのせる
- 5指を打鍵
- 打鍵した指を下方に垂直に伸ばす
- 手を自然な形に戻す
- 5本指全てで行う
指先の負荷ストレッチ
- 自然な形で手を鍵盤にのせる
- 5指を打鍵
- 腕を脱力、打鍵した指のみでぶら下がる
- 5指の先を視点とし、腕を回すように持ち上げ、4指を鍵盤上に用意
- 5→4指に重さを渡すように打鍵
- 1指まで続ける
指をひろげるストレッチ
- 鍵盤のへりに1指をくっつける
- 5指を届くところまで広げて伸ばす
- 腕の力を抜いて10秒待つ
- 1~5指の全ての組み合わせで行う
※机のヘリ、ピアノの蓋などで代用可
※苦手な指のみ行うのもOK
3、4指の独立ストレッチ
- 右手の4指を、左手2指でつけ根から持ち上げる
- 右手の他の指はできるだけ反対方向に伸ばす
- 10秒待つ
- 右手4指を反対方向へ戻す
- 右手3指、左手も同じように行う
筆者はこの4つを演奏前のルーティンにしています。
慣れれば全部やっても3分!
ピアノを弾く手首のストレッチ
手首の柔軟ストレッチ
- 手首を下に曲げて伸ばす
- 手首を上に曲げて伸ばす
- 反対の手も同じように
※ピアノを使う方法もありますが、ここではピアノなし簡易版を
ピアノでつかう手首の動き体操
- 自然な形で手を鍵盤にのせる
- 3指軸で手首を可能な限り外側に動かす
- 手首を可能な限り内側に動かす
- 3指を軸とし手首を大きく回す
本番前に速攻!ストレッチ
本番は普段通り弾けない…という方は多いです。
演奏前にじっと椅子に座って待つのは逆効果。
深呼吸しながら下記のストレッチを行うと、必要な身体の部位をほぐし、呼吸も整えることができます。
わき腹と腰のストレッチ
- 椅子に浅く座る
- 胸を張りながら背もたれをつかんで身体をひねる
- 6回深呼吸
- 反対も同じく
肩と肩甲骨のストレッチ
- 肩を上げたまま5秒待つ
- 一気に肩の力を抜き深呼吸
- 肩甲骨から腕を回す
筆者は本番前は舞台袖で上記2つと、3.4指独立や指ひろげをやっています。
まとめ
ピアノを弾く指と身体のストレッチ まとめ
- 演奏前に適切なストレッチを行うことで様々な効能がある
- 指ストレッチおススメ4選
・指の上下運動スムーズ化
・指先の負荷と重心移動練習
・指の間をひろげる
・3,4指独立 - 手首のストレッチ2選
・手首の柔軟性
・ピアノで使う手首の動き練習 - 本番前のストレッチ2選
・わき腹と腰
・肩と肩甲骨
この記事の参考図書
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