ピアノで和音をキレイに弾くコツはありますか?
音が抜けず、バラつかず、良いバランスで響くとキレイに聞こえます!弾き方解説します。
この記事ではこんな疑問、お悩みを解決します。
・和音をキレイに弾く方法
・和音の弾き方、基礎編
・和音の弾き方、応用編
この記事の執筆者
ピアノの和音とは?
ピアノの「和音」とは、高さの違う音を同時に2つ以上鳴らしたもの
参考→Wikipedia
ピアノの和音をキレイに弾く方法
和音は以下のように響いた時、キレイに聞こえます
・音が抜けていない
・音がバラついていない
・適切なバランスで響いている
上記のように弾くための練習方法をお話します。
和音の弾き方、基礎編
基本の和音の弾き方
この和音を弾く場合を例にして解説。
<手順>
①1.3.5指で軽くスポンジをつかむ
②軽く指先で「つかむ」感覚を覚えておく
③鍵盤で指1本ずつ打鍵し音を重ねていく
④ ①③で指の感覚が分かったら、指の状態を保ちながら腕ごと沈めるように打鍵
<手順>
①1.3.5指で軽くスポンジをつかむ
②軽く指先で「つかむ」感覚を覚えておく
③鍵盤で指1本ずつ打鍵し音を重ねていく
④ ①③で指の感覚が分かったら、指の状態を保ちながら腕ごと沈めるように打鍵
ポイントは腕ごと沈める!
音が抜ける場合の練習方法
5指の音だけいつも抜けてしまいます。
音が抜けるのは、多くの場合しっかり打鍵できていないためです。
指が動いてない、底まで打鍵してない等です。
その場合は、以下のような練習をします。
<手順>
①和音をひく
②他の音を弾いたまま、指を1本ずつ数回打鍵
③もう一度和音でひく
※抜ける指が決まっている場合は、その指だけ複数回打鍵でもOK
<手順>
①和音をひく
②他の音を弾いたまま、指を1本ずつ数回打鍵
③もう一度和音でひく
※抜ける指が決まっている場合は、その指だけ複数回打鍵でもOK
②の時、力みやすいのでゆっくり丁寧に!
音がバラける場合の練習方法
音がバラける時は、打鍵のスピードが異なるのが主な理由です。
その場合は以下の練習をします。
<手順>
①打鍵が遅い音を探す
②打鍵が遅い音をスピードを意識して先に打鍵し、残りの音をゆっくり重ねる
③ ②で感覚がつかめたら再度、全て同時に打鍵
<手順>
①打鍵が遅い音を探す
②打鍵が遅い音をスピードを意識して先に打鍵し、残りの音をゆっくり重ねる
③ ②で感覚がつかめたら再度、全て同時に打鍵
指を立てすぎて、音がバラけている人もいます!
その場合は指の角度を確認してみてください。
・基本の和音:指で軽くつかむ感覚を保ち、腕ごと鍵盤を沈める
・音が抜ける時:抜ける音を複数回打鍵し、しっかり打鍵を意識
・音がバラける時:打鍵が遅い音を見つけ、打鍵スピードを意識
・基本の和音:指で軽くつかむ感覚を保ち、腕ごと鍵盤を沈める
・音が抜ける時:抜ける音を複数回打鍵し、しっかり打鍵を意識
・音がバラける時:打鍵が遅い音を見つけ、打鍵スピードを意識
和音の弾き方、応用編
良いバランスで和音が響くとは?
例えばこの曲では、和音の一番上がメロディです。
メロディが分かるように、和音の一番上を特に響かせたいです。
こちらは逆に和音の一番下がメロディの例。
一番下の音を響かせたいです。
メロディでなくとも、特定の音を聞かせたい場合もあります。
この例では、イ短調からハ長調への転調部なので一番下ラ→ソを聞かせたいです。
実際の曲中では、和音の全ての音を同等に鳴らす機会は少ないです。
これらの話は読譜力と知識になるので、詳しくは別記事にて。
特定の音だけ響かせたい場合
和音の中の特定の音をとくに響かせたい場合はどうしたら?
和音の中で特定の音を響かせたい場合、打鍵のスピード変化により音色に差をつけます。
<手順>
①響かせたい音を先に速く打鍵
②残りの音を後からゆっくり打鍵
③ ①②の感覚を覚え、再度、全て同時に打鍵
<手順>
①響かせたい音を先に速く打鍵
②残りの音を後からゆっくり打鍵
③ ①②の感覚を覚え、再度、全て同時に打鍵
難しい場合はまずは2音でやってみましょう!
動画では、ミソドの音で上・中・下の音をそれぞれ響かせる3パターン行ってます。
速く打鍵したい音は指を立て気味、遅く打鍵したい音は指を寝かせ気味にするとやりやすい!
この練習では最初、音がバラけやすいですが気にせず。
根気よく練習すると、和音のコントロール力がかなり高まります。
音がバラける原因は打鍵のスピードが違うせいだったのに、この弾き方では打鍵のスピードを意図的に変えるんですか?
そうです。ご興味あれば下の話も読んでね。
分散和音の弾き方
この形の分散和音の弾き方を解説。
<手順>
①ドミの音は腕の重さものせるよう打鍵
②手首の回転を使い、1指は軽く触れるよう打鍵
③手首の回転を速くするとテンポアップ可能
<手順>
①ドミの音は腕の重さものせるよう打鍵
②手首の回転を使い、1指は軽く触れるよう打鍵
③手首の回転を速くするとテンポアップ可能
「腕の重さものせる」は、力を入れるのではなく、腕を楽にして腕ごと使う、指だけに頼らない打鍵をするイメージです。
このような伴奏系の弾き方はこちらの記事もどうぞ
色々な伴奏系、うまく弾く身体の使い方(作成中)
・響かせたい音は打鍵を速く、他はわずかに遅く
・分散和音は指だけでなく手首や腕の回転も意識
・無理やり音をそろえず、適切な「動作」を大切に練習!
・響かせたい音は打鍵を速く、他はわずかに遅く
・分散和音は指だけでなく手首や腕の回転も意識
・無理やり音をそろえず、適切な「動作」を大切に練習!
まとめ
・音が抜けず、バラつかず、美しいバランスで響く和音はキレイ
・和音は指先のつかむ感覚と、腕ごと沈める意識が大事
・音抜けはしっかり打鍵するように意識して改善
・音のバラつきは打鍵のスピードを意識して改善
・響かせたい音は打鍵を速く
・目立たせたくない音は打鍵をゆっくりめに
・分散和音は、指だけでなく手首や腕ごと使う
・音が抜けず、バラつかず、美しいバランスで響く和音はキレイ
・和音は指先のつかむ感覚と、腕ごと沈める意識が大事
・音抜けはしっかり打鍵するように意識して改善
・音のバラつきは打鍵のスピードを意識して改善
・響かせたい音は打鍵を速く
・目立たせたくない音は打鍵をゆっくりめに
・分散和音は、指だけでなく手首や腕ごと使う